01
相談内容

私は社会人13年目です。
元々は事務員で営業歴は4年目です。
仕事内容は電話を使った営業です。

えりたさんのインスタを参考にさせていただいたり、
友人の話を参考にしたりして研究して社内MVPにまで登り積めました。

結果を出したからなのか、最近は「新しく来た人の指導をしてほしい」と言われることが増えてきました。
何人か指導して伸びずに諦めた方が多いのですが、
ようやく伸びた方が現れ、その方は現在支店2位までになりました。
気になるのはその方のやり方についてです。

その方は20代前半の若い女の子なのですが、
私のやり方をじとっと見ていて丸ごとやり方をパクるような感じで仕事をしています。

私が効率化を図った営業スタイルを真似したり、
休憩中とあるアプリを見て楽しんでいるとそれもパクられ?楽しまれたりしています。

彼女から何かされたわけではまったくないけど、
終始観察されてるみたいで正直気持ちが悪いです。

プライベートで話してみると苦手な人に対しても愛想よく合わせる感じで
「ぱっと見の印象はいいけど軸がない」ように思います。
軸がないから容易に他人の個性を無意識のうちに取り入れてしまうのかも。

私と彼女の営業成績はかなり開きがありますし、決して負けているわけではありません。
営業が強い人が支店にいた方が達成金も入ってくるので私にもメリットはあるのですが…。

私の心が狭いのは承知しています。
支店達成だけを見れば企業発展になって喜ばしいことなのに。
えりたさんならどう思われるかなと思いご連絡させていただきました。
(相談内容は編集しています)

K子さん、こんにちは!
事務職から営業職への転身、そして営業4年目には社内MVPを勝ち取るだなんて素晴らしいですね!

試行錯誤しながらめちゃくちゃ努力されたのですよね…!
仕事に対する情熱も、職場内派閥があってもはねのけてしまう心のたくましさも、
全部カッコイイなと思います!

さて後輩がK子さんの営業手法を丸ごと真似ているとのこと。
休憩中の遊びまで真似られてしまうとのこと。
周囲に愛想よく合わせ、軸がないように見えるとのこと。
むむむむむ…なかなかなストレスですねぇ…。

営業は真似してナンボとは言うけれど…

「優秀な営業さんの良いところを真似てみよう!」
「憧れの先輩の良いところを見つけて吸収してみよう!」

これはビジネス本や営業本でよく書かれていることです。
営業の仕事をしていると先輩からもよく言われます。

でもそれはあくまで「参考にしよう」という意味合いであって、
「丸ごと真似しよう」ということではないんですよね。
先輩の営業スタイルを見て「こういうところがいいな、自分のスタイルに取り入れてみよう」と掛け算で捉えるのが通常の考え方です。

自分の営業スタイル×先輩の営業スタイル=新たな自分の営業スタイル

それに対して後輩さんは足し算の捉え方なのです。
しかも自分の営業スタイルが0に近い状態で足していっているので、
まんまK子さんのスタイルを真似ているようになってしまいます。
これでは後輩さんの成長面が心配です…。

なぜ真似をするのか?考えられる理由

実際のところはわかりませんが、なぜ真似をするのか理由を私なりに考えてみました。

  • K子さんに憧れていて、少しでも近づきたい
  • 自分に自信がない
  • 真似をしていれば安心みたいな安易な考え
  • 無意識に真似していて、特に何も考えていない

上記のような理由なのかな…と思います。

指導係としてできること

K子さんは指導係に任命されているとのことですので、
真似に対する予防線を張ることと、
後輩の成長を見守るためにできることを私なりに考えてみました。

①まず後輩の良いところを見つけて褒める

いろいろ鼻に付くことはあるでしょうが、必ず良いところは一つや二つあるはずです。
私はメールを拝見して「この後輩、吸収力は抜群にありそうだな…」と感じました。
なので良いところを褒めて「あなたにも良いところはあるんだよ」と伝え、
自信をもたせてみてはいかがでしょうか。

②真似する理由を率直に聞く

ここ、超重要です。
「でも、最近のあなたは周囲の先輩方の営業スタイルを真似してるように見えます。何か理由はあるのですか?」と遠慮なくはっきりと聞いてみましょう。
確固たる理由があるかもしれませんし、もしかすると特に理由はないのかもしれません。

③その理由を受けてからのアドバイス

もし理由が「先輩のやり方がいいなと思って」みたいな感じでしたら、
「そうでしたか、真似してくれることは光栄ですが、そのまんま真似するだけではあなたのためになりません。せっかく良いところがあるんですから自分のスタイルにうまく混ぜていきませんか」といったアドバイスはいかがでしょうか。

一方「いや、別に理由はない」みたいな返答でしたら「そうでしたか、理由もなしに真似されるのはあまり気分のいいことではありません。あなたの営業力を鍛えるためにもまずは自分なりの営業スタイルを確立して、それから周囲の先輩を参考にしていくのはどうでしょう」といった辛口&前向きアドバイスもいいかもしれません。

アメとムチの後輩指導

いずれにしても今のままでは後輩の成長は頭打ちに…!

まんま真似をすることのデメリットは、
なぜそういう営業スタイルなのかという背景を知らない分、浅いんですよね。

K子さんの培ってきた苦労や経験を理解せずに真似しても芯を得ていないですし、
後輩の営業スキルは鍛えられないと思います。

自分で考え、工夫し、実践して、振り返る。
これは若い営業の方であればなおさらつけるべきスキルです。

K子さんは営業の第一線として活躍しつつ、後輩の面倒を見る立場でとても大変かと思います。
ですが後輩の真似ぐせが前向きに方向転換できていけば、
今後戦力になっていく可能性も秘めていますよね。

お二人が良い関係で肩を並べ、仕事できる日が来ることを心より願っております!
K子さんファイト〜!